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イラストレーション 井筒啓之




アイデアから始まります。
モチーフでもテーマでも構いません。
「あ、これ面白い」と感じる着想を得るのが全ての端緒となります。
冗談や悪戯を思いついた子供と同じで、
ワクワクと浮きたつような気分になります。
艱難辛苦を経た数ヶ月後、アイデアは一編の小説へと結実します。
本は刊行され、世間の評価を待つことになる。
もし貴方が、井原忠政の本で笑ったり驚いたりして下されば、
その時点で俺的には、ほぼ「ミッション・コンプリート」。
――冗談が滑らずによかった、
と元子供は拳を握り締めているでしょう。
井原忠政





長篠忠義 北近江合戦心得(三)
浅井家重臣だった遠藤与一郎は、主家再興のため、仇である織田信長麾下の羽柴秀吉に、足軽から仕えることとなった。
潜行していた越前で、徳川家重臣・大賀弥四郎が敵の武田勝頼に内応しているという情報を掴んだ与一郎ら一行。報を受けた秀吉からまた無茶な命がくだるーー「謀反人はおみゃあが殺せ」。
徳川家中が落ち着くと、勝頼が兵を長篠城に向けたことを受け、信長は武田と雌雄を決する覚悟を固めた。大普請の末築かれた長大な馬防柵の最前線、人馬入り乱れ鉄砲玉飛び交う設楽原で、与一郎らの活躍なるか?
臨場感溢れる戦場描写、再起奮闘のお家再興戦国物語第三弾。
2023年11月発売(小学館文庫)


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